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新・のんき大将のごたく from 川口義之


2001年11月08日(木)掲ヲ板の続きっていうか移し替え

一昨日、ライオンメリィとメリーズの最終リハを終えて機材を積み込み、
いよいよ旅ははじまりま す。 まずは11/8の岡山から。
あら、今日じゃないですか!
おまけにあと5時間もしたら家を出なければなりません。

さて、岡山といえば、個人的にはスウィッチというレーベルの行った
ターン・トゥ・ザ・ポップ・ツアーという青臭いイベントのことが思い出されます。
カーネーション、グランドファーザース、B.L.ワルツ、Mr.クリスマスの4バンドが
東京以西の7都市を2バンドづつ車で逆廻りにまわって博多ですれ違うという、
楽しくも しんどいツアーでした。その時岡山ペパーランドで演奏しまして、
空いた時間には、かん蹴りか、はじめの一歩をして遊んだ記憶があります。
たしか全員20代だったような。
(あの、横銭さんや桜井さんも含めて)青春って言葉の似合う年頃でしたねえ。

思えば、この頃の付き合いから、僕が青山くんのバンドに入ったり、
太田譲さんがカーネーションに入ったりなんて流れになったのかなあ。
人生に無駄な時期はないってことか。
っていうことはちょっと無駄だったと思ってたってことか。

このころは確か1年間で百本くらいライブしてた時期ですな。
バンド3つ掛け持ちで(サポートじゃなく)毎日のようにどれか
リハスタで練習してたしね。リハやライブの掛け持ちもあったなあ。

そう書くと、していることは今もいっしょの様ですが、
サポートと自分のバンドは違いますからね。責任の質が違うというか。
人生賭けてるようなところありましたからねえ。
「ちょっと旅行に行く」とか言ったら
「ばか言ってんじゃないよ、今が一番大事な時期なのに」
とか言われたものです。
(年中一番大事な時期だったってことだよね、結局…)
今じゃ考えられません。
大事な時期は人それぞれの中にこそあるわけですからね。
人間あってのバンドです。企業じゃないんだから。

おっと話しがズレました。まあそんなわけで、
人前で演奏するっていうことにおいての基礎体力をつけるためには
おおいに役にたったわけですが、友だちを減らす事にも力を貸しましたねえ。
今でも「おまえ、ライブの前しか電話してこないじゃん!」
って言われたのがトラウマ化してますよ。
ノルマ付きのライブが大嫌いになったのがこのころ。

しか〜し、このツアーは思い出深いです。
初めて博多までいけたしね。
あれ、こんなくだりを前にも書いたような気がするなあ。

と思って初めて、昔書いたのんき大将を読み直して見たんですが、
その頃じゃないな、書いたのは。
しかしひどい文章ですな、ありゃ。
今もろくなものじゃないんですが、当時は私の汚い手書きの原稿を
ファックスで送って、それを打ち直してもらっていたんですな。
やっぱり一度活字にして確認できるっていいよね、ワープロは。
その分時間もかかるけど。

近いうちに書き直さねば…、
なんて思っているうちに3、4年たっちゃうんだよねえ。
デンバーとか行ったなあ…。テロ以前の良きアメリカじゃないですか。
今、ニューヨークやハワイがホテル付きで5〜6万円らしいね。
季節的にヨーロッパも6万くらいで行けちゃう時期ではありますが
それでもホテル付き!ですからねえ。でも行かないだろねえ。
ああますますどうでもいいことの羅列になっとるわい。
ああますますってチイトイツ作ってる途中みたいでいいな。
サンアンコくらいに伸びるのか?
…そろそろ寝よっ


[link:29] 2001年11月08日(木) 03:53


2001年10月28日(日)今日は休日

日本中お休みの今日、わたしも久しぶりのお休みです。
いつものように気楽な旅番組などを横目で見ながら書いてます。
どうなの、石田純一と長谷川理恵inイタリア…。

では旅行中はお休みではないのか?…微妙なところです。
なにが違うんでしょうね。考えときましょう。

いったい我々のような生き方をしているものにとって
お休みとは?その反対概念が仮に、仕事だとするならば
どの状態にいるときが我々の仕事なのか?

たとえば今こんなことをしているのは仕事か?趣味か?娯楽か?

音楽を聞いたりライブを見ている時は仕事か?

映画を見たり本を読んだりテレビを見てるときは?

じゃ、ライブの後の打ち上げは?

わたしがギターを弾いて鼻歌歌ってたりするのは?

同じことを近藤くんがしてるときは?

旅行中にメールのチェックしてるときが、一番お仕事をしてる
気分になりますねえ。仕事じゃなくてお仕事…。
仕事仕事って10回くらい書くとその文字自体が表している
ことがどんどん希薄になっていきますねえ、なんだか。

さて旅行の後はいつも用事が集中してしまって、旅を振り返ることもなく
日常は進んでいってしまうのですが、
せっかく久しぶりに初めての国にも行ったことだし、
台北の2泊3日のことでも書き留めておくべきでしょうね。

今現在の自分にとって演奏以外の唯一のわかりやすい表現ですからねえ。
本当は1人で旅をしているその時自体が、自己表現の際たるものなのだが。
表現そして仕事…様々な事柄をうまく関係付けるのはむずかしいねえ。

なぜかデザイナーのヤギヤスオ氏のことが急に頭に浮かんだ。
あ、そうか語尾の言い回しがヤギさんぽかったんだな。
(話し言葉を文字にすると変ね〜)

[link:28] 2001年10月28日(日) 15:04


2001年10月20日(土)旅の顛末その壱マッサージ編

とりあえず、無事に出国を済ませました。
3人ほどしか並んでおらず5分くらいかなあ。
いつもこうだといいのだが、こればかりは読めないからなあ。
そんなわけで早めに入って(正確には出て)中で楽しみを見つけなくては
ならないのです。さて、あと65分ほどで離陸ですな。

8時40分に機内乗り込みが始まります。つまりぎりぎりに乗り込もうとすれば、
最後のマッサージが味わえるのです。
しかし、けっこうターミナルの端のほうにそのマッサージやさんはありまして、
その往復で5分ほどロスタイムがかかります。
つまり正味あと60分か…。
う〜ん、何分にしよう…。15分200バーツ、30分400バーツ、
60分600バーツ。そして2人のマッサージ師が、足と上半身(頭を含む)
に分かれて30分揉みまくるスペシャル30分コース600バーツ…、
前回、この店にはいったとき、近くに座っていた白人のお姉さんが
このコースを選んでいて、はた目には、かなり間抜けな構図となっていました。

が、このあとの3時間、3時間、3時間のトライアスロン状態の移動を考えると
街のマッサージ屋の約2倍の料金とはいえやっておくべきでしょう。
飛行機は20分も前に待ち合い室にいけば楽勝なはず…。
てなわけで街中でもよく見かけるチェーン店、レックマッサージに料金先払いで
600バーツ豆乳、いや投入。結果は、う〜ん実によかった。

足と頭とどちらに気持ちが行くのか、前から興味あったのだが、実際は
痛そうなところを揉まれた時、その都度どちらかに気持ちが行くようだ。
でもおもに上半身だったかなあ。で、この金額を払っただけの面白みあり。
高いといっても1万円が約3600バーツだったから、1万円あれば、これが
6回楽しめるのです。市内だったら12回かあ…、ああ、また行きてえ!
(ただいまほんとは10/24の深夜2時くらい。THE SUZUKIのリハで
かなりせっぱ詰まってるのに何してんだか…)

[link:27] 2001年10月24日(水) 02:03


2001年10月19日(金)そろそろ帰りのタクシーの時間

ただいまこちらは朝4時半。なじみのネットカフェもそろそろ店じまいです。
ここはちょいと読み込みが遅い上に1分3バーツ(1バーツ=2.8円)と
ちょい高め。まあやむ終えないでしょう。
3時間後には機上の人となり、その3.5時間後には再び台北へ。
3時間ほどトランジットで待ったのち、3.5時間ほどすると羽田です。
一度海外から、夜景の羽田に帰ってみたかったんだな。
それから数日後に熊本に向かって再び羽田に向かうわけだな。
人生は旅ですなあ。
ただいま仲良くなったお兄さんに、残ったモノレールのパスをプレゼントして
今日はおしまい。もしかしたら、バンコクか台北の空港から
もう一度書き込むことにします。

てなわけで部屋に戻ってテレビのニュースなどベッドの上で
ぼーっと聞いてたら小一時間寝てしまった。
6時20分チェックインなのにもう6時10分前じゃあありませんか!

慌てて荷物を詰めてチェックアウト。タクシーに急ぎながらもきちんと
値段交渉をして出発。メーターでいかせてもいいのだが、
運転手のやる気を出させるために200バーツ払うことにする。
(メーターで行くとだいたい180バーツくらい。向こうの言い値は
もともと300バーツ)
まあ、そのせいでもなかろうが平均140キロでほとんどの車を
追い抜きながら15,6分で到着。

なんだばっちりじゃん、と思ってたら8時20分発の予定が9時10分に
変更。時間がとってもあまりました。それでこうしてまだ出国手続きもせず
空港の4階にあるネットスペースで書き込んでるのですね。
ちなみに15分で75バーツ。あとは1分につき5バーツ。

あ、あと50分でチェックイン予定時刻ではないですか。
とりあえず出国まではしとかないとまずいか。
わりとパスポートチェックが混むんだよなバンコクって。

さてと時間が余ったら15分200バーツ(高い!)の
足マッサージでもするか。

[link:26] 2001年10月20日(土) 09:53


2001年09月20日(木)良きリスナーとしての日々

今日は東中のリハのあとでカン・テーファンさんのライブを見た。
循環呼吸でサックスを吹く名人で、韓国のフリージャズ界の重鎮。
なんて肩書きで伝えられがちだが、
たとえば氏のソロコンサートなどを見たならば、
そんなことは関係なく素晴らしいものとして捉えられるはずである。
(今日の内容が良くなかったという意味ではなく、
一見さんにわかりやすいということ)
たとえば音響派といってしまっても問題ない。
つまらないジャンル分けのよって客層が限定されるのを残念に思う。

同様に明日、奇しくも同じく新宿ピットインで行なわれるコンサートの
メインアクターであるエヴァン・パーカーさんも必見。
幸い、こちらはヨーロッパのカルトヒーロー大友さんも出演されるので
幸せな出会いをするリスナーも多いことだろう。

前回の来日では2人のサンプラーを駆使するアーティストと共に演奏。
それも素晴らしかったのだが、わたしが衝撃を受けたのは、前々回
世田ヶ谷美術館で行なわれたソロアクトである。

カンさんと同様、サックスの循環呼吸による数十分で一曲という
ゆったり、かつ緩急の効いたなんとも贅沢な時間であった。
あ、そうそう。ロックファンにはロバート・ワイアットのアルバム
に参加してる人といったらわかるかな。

そんな2人を2日続けて見られるなんて日本はすごい国だ。
今日エヴァンさんが見にいらっしゃっていたが、
共演は17、8年前?以来無いらしい。
今日はニアミスってとこか。

余談だが、渋さ知らズでもおなじみの加藤崇之という素晴らしい
ギタリストがいる。この方のソロの日はまさに強烈。
誤って普通のジャズを聞きにきたお客さんは大抵、
弱ったような顔をして途中でお帰りになる。
しかしいろんな音楽をどん欲に吸収する柔軟な耳を持った
リスナーには隠されていた宝もののような存在だろう。

快楽を追求する行く先はジャンルを超えるとでも言っとこう。

[link:25] 2001年09月21日(金) 02:56


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