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[link:82] 2004年12月23日(木) 04:18
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top profile discography schedule blog twitter facebook order other contact us Copyright(C)1997- The Kuricorder Quartet All rights reserved.
それに向けてやってみたい曲のCDを探しに、
久しぶりにレコード屋さんに行ってみた。
4件廻って何とか見つけまして明日午前中に
それの譜面起こしなんかをしたいところなんだけど、
あんまり久しぶりのレコードハントなんで盛り上がって
疲れてしまった。これまた久しぶりに音楽雑誌なんて
買ってみたりして。毎年一応これだけは買ってみるの
ですがベストアルバム2000〜みたいな特集。
ここ10年ほどの間は全く知らないバンドと30年前から
常連の人たちが並び立っているのは相も変わらず。
しかしなんですな、このお偉いさんたちはいったい何枚の
アルバムを聞いた中から選んでいるのでしょうかな?
1日3枚のアルバムを聞けば1年に1000枚は
聞けますよね。
プロなら3000枚以上は聞いている筈でしょう。
それにしては随分の偏りを感じざるを得ない。
自分の関わっているもの、友人たちの作品、
そうでないもの引っ括めての感想です。
もしくは、あるコーナーでは絶賛されているバンドが
別のコーナーでは全く無視されていることなど見るにつけ、
悲しい気持ちになりますな。全く持って個人のその日の
気分で評価されているのだな。個人の集まりがマスなのだと
開き直られたらそれまでですが。
コミケなんかの仲良し5人組が今年のベストはこれ!って
言ってるのと同じレベルの勢いと客観性の無さを感じる
のです。否定しているわけではないですよ。勢いは重要です。
それに、この人のいいっていうものなら買ってみよう、
なんていう贔屓のライターさんもいますよ。
でも全般的に見て、やっぱりお金を払って何を買ったら
いいかなあ?って迷っている人に対して優しくないと思う。
そもそも大メジャー以外はどうせそんなに売れないので
あれば、もっとこんないいものもあるよ、っていう
提示を積極的にするべきじゃないかな。
プチメジャーみたいなちょうちん記事は必要ないと思う。
コンサート評やその宣伝もそうだが、7、8000円払って
まあまあよかったな、なんてものを見たくはないのだ。
今月はこっちにしようかそれとも、なんて迷った末に見た
ライブが中途半端では困るのだ。
特化された音楽雑誌しか買う気が無くなったのは最近の
ことではない。興味ある特集によって左右されるのは当然。
しかし、わたしが若いころには、この音楽の海の中で
灯台のように次の行き先を示唆してくれるような
勢いを感じられる本がいくつもあったように感じる。
毎月その雑誌を買ってはこんなことが今起こっているのか!
なんてワクワクしたものだ。
いやたぶんそんな雑誌がわたしの知らないところで
生まれてるんだろうな。
だれか教えてくれないかな。
今の音楽リスナーの方々はもっと頭の良い情報収集を
しているのだろう。実際に試聴できる場所も多いし。
そして具体的にお金に関わる方々が書いた文章がもっとも
信頼できる気がする。大手外資系のレコード屋さんの
CD一言紹介には愛を感じます。頑張って下さい。
真剣に長い時間かけて作った作品を、
こんなのお遊びだねの一言で片づけたり、
インディーズ時代には再三取りあげておきながら
メジャー発になったら一言も触れない皆様。
なんだか一足飛びにプロデューサーさまになってしまう人。
そんな神様みたいな行動はおやめなさい。
音楽を作る人間と同じ程度には一生懸命やろうよ。
ちょっと子供っぽいですか?
久しぶりのレコード屋で20代の頃の気持ちに一瞬
戻ってしまいました。
そんなつまらない音楽状況を引っくり返したくて
東京に出て来て20年強。
いったい自分が何をしたいのかがわからなくなりつつあります。