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新・のんき大将のごたく from 川口義之:2009-02-25


2009年02月25日(水)渋さplays栗コーダー

先ほど渋さ知らズが栗コーダーの曲を演奏した
7曲ほどのミックスを完了した。
実におもしろいものになったと自負している。

その帰り道、エンジニアの田中さんに車で送ってもらう途中で、
かつて住んでいたマンションの前を通った。

取り壊しということで立ち退いたのであるから分かってはいたの
だが、そこはいま更地になっていた。

家に帰って久しぶりに栗楽屋を覗くと関島さんが
かつての住処のことに触れていた。
そんな機会だから今日久しぶりの更新をしてみたってわけ。

東京で初めて住んだ部屋は、ぼくも三畳間だった。
しかし僕の場合、そこは予備校に通うために下宿した家だった。
一度、初台のドアーズってライブハウスに出演した帰りに、
ふらふらとかつての住まいのあったと思われるあたりを
歩いたのだが、発見できなかった。

目印となりうるはずの通っていた銭湯自体が発見できなかった。
ぼくの人生の中でもっとも頭を働かせた一年間の思い出は
ぼんやりとし始めている。
その頃覚えたいろいろな知識が、もう当てにならなくなっている
こととも関係してるだろう。

いま、やちむんのデモテープ(テープじゃないけど)を
聞きながら書いているから妙に感傷的な気分になっている、
ってそんな訳でもないけれど。

明日は関島さんがサウンドプロデュースをしている、
そのやちむんさんの録音に出かける。

今頃、栗原さんは来月あたまに控えているアニメーションの
音楽の楽曲制作に大わらわなはず。

そして近藤君は我々の次のアルバムの音源に関する作業で
やはり大忙しであろう。

四人がそれぞれに、自分を中心とした出来事を日々やり遂げ、
ときどきライブに集まって、打ち合わせもして、打ち上げもして、また自分の仕事に戻って。そんなペースで15年。

時おり、良いニュースが飛び込んでくることもある。
こつこつ進めていった仕事が、思いがけないほどのスケールで
評価される。こんなこともある世の中ってたいしたもんだ。

前文の表現を踏まえるならば、武蔵野のお家の8畳の部屋から
半年以上かけて作り出された音楽が、ハリウッドの
コダックシアターから、日本中のテレビから流れてくる、
そんな夢みたいなことが身近で起こったってこと。

地道なクリエイターに希望を与えるって意味でも、
素晴らしい出来事、快挙だと思います。
おめでとう、加藤久仁生&近藤研二。
domo-arigatto Mr.Robot.
加藤で検索したら加藤ローサに続く
二番目に出てきました。

こりゃすごい。

小山薫堂さんにもこの場を借りて、
ご祝福いたします。
現地で会いたかったなあ。残念。

[link:115] 2009年02月25日(水) 02:30


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