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日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己:2002-02-07


2002年02月07日(木)やや余裕

 近藤君の日記(楽屋またはメモ)に時々自分関連のことが出ているな。見て、何か思ったその時にどこかに書き出せばいいのだが、なかなかそうも行かないというのはやはり気持ちに余裕がないのだな。それと川口君もどこかで言っていたけど書こうとするとやっぱちょっと構えちゃうのだね。今書いているのはちょっと余裕ができたということだな。自分でもびっくりだ。余裕がないと言っても四六時中ピンチに陥っているわけじゃなくて、案外楽にやっているんだけども、その状態が、ここには書くのに必要なちょっとした「構え」と反対の方向にベクトルが働いている、というだけのことなのです。

 何だっけ、そうだ。昨日、録音があった。その前の晩にオレは寝てないんじゃないかということだったが、これは今月の月刊笛仙人の「今月の箴言」がらみのネタであるな。
 仙人の仙眼はじつに鋭くて毎月の現場でのオレの言ったことが全部つつぬけになっていてびっくりなのだが(毎月楽しみにしています…笑)、さすがに一月は録音もの、というか栗コーダーでの集まりがたった一日だったので、その時に取り上げるべき発言がなかったのだろう。ご存知の方もおられるだろうが「録音の前に寝たことがない」のはわしの若い頃の話じゃ。最近は健康運など気にしておるもので、なるたけちゃんと寝るようにしておるのじゃ。……仙人がらみの話題だとどうも口調がこうなっていかんな。
 でもボリュームのある録音の前はやはりそうもいかない。で、昨日の朝は2時間半寝ました。起きる時に、死にたいくらいイヤ〜な感じなんだけど、今回は少しだけ画期的だったな。

■今回の仕事でわかったこと。

1=自宅で

 譜面を書くのにかかる時間を計ってみた。栗コーダー中心の編成で1〜2分の曲の譜面、スコア用紙一枚分を書くのに、それまでにラフ打ち込みでアレンジが出来ていても一曲15分〜40分はかかる(写譜屋さんには出さないから、ある程度読みやすく書かないといけない。でも読みにくい。みんな、スマン。それと譜めくりなしで良いように何とか一枚にまとめる)。ということは平均一曲約30分として今回15枚だから、6時間以上かかるということか。
 朝10時に起きるとして、5時間寝たければ、えーと5時に寝ればいいから前の晩の10時半に書き始めればいいのか。あれ、変。9時くらいから始めてたはずだが。…この問題は次回に持ち越します。

 作業中に散歩でも買い物でも、中断して外出するのはかなり有効。アイデアが出やすい。当たり前すぎるが再確認。

 眠くなりそうな時の食事は辛いものにしてみたら勢いがついた。

2=現場で

 自分で演奏もすると大変。…でも録音が終わると忘れてしまう。

 作業能率は時間経過とともに落ちる。できれば、集中していられる時間以上の作業を連続してすべきでない。が、これは経済とのからみを考えるとなかなか難しい。

 何か能率が落ちている、と思ったら空調を疑ってみる。司馬遼太郎も言っているが、フレッシュな空気はいつでも効率をあげてくれる。

 栗コーダーで録音に一番時間がかかるのはリコーダー四重奏だ(すごく集中力が必要。例えば一人の集中力が1/2に落ちると4人で1/16に落ちたことになる。恐ろしい! けど計算あってるか)。

 中でも栗原のパートが特にかかる。…演奏するなら、前の晩に寝ておくか、日ごろの練習を強化。

 楽曲一覧表は分かりやすいものを作りましょう。

 食事はちゃんととりましょう。笛録る時にお腹が鳴って、それを誰も指摘しないだけに自分内では気まずかった。それは別にしても効率にも影響する。食事はちゃんととりましょう。


こんなところか。効率関連のことが多いが、効率が良ければ良いのかというとそれはまた別の話で今は、良い方が良いということです。
 今日はCM録音が2本あった筈の日だったのだけど(たまたま重なるものであるな)、片方がデモの段階で没(南無〜)になったので夜の部はキャンセルになって、そんなこともあってこの余裕に違いない。昨日も今日も、いや、たいていそうだけど、楽しい仕事は楽しいね。世の中に感謝。もうじき今月前半の山場が一段落するのでそしたら一回休み。近藤君の日記へのつづきはまた。

 ※今しがた外に出てみたら雲がいい色に焼けてますね。久しぶりにこの時間にこんな気持ちで空を眺めた。発色の良いフィルムを詰めてみた。

 ※それと、Tシャツ関係の皆さんへ。竹智氏はちゃくちゃくと発送の準備をすすめているようです。もう少しお待ちください。

[link:64] 2002年02月08日(金) 06:46


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