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日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己


2002年06月16日(日)16日

 しまった。仮眠しすぎた昼間だ。徐々に緊迫感がましてます。んー。のに「ようこそ先輩」に巻上さんが出ていて面白かったものだからものだから見てしまったー。ADR-11の子供が良かったなー。ってわからんでしょうって。戻ります。

[link:72] 2002年06月16日(日) 18:53


2002年06月17日(月)あと5時間

 今のところ譜面5枚。曲は8割。あと譜面11枚。しびれる〜。

[link:73] 2002年06月17日(月) 03:57


2002年06月18日(火)セーフ

 ぎりぎりで間に合わせて昼から録音してさっき戻った。今回もいろいろ反省したぞ。それはまた。スタジオのある護国寺のあたりは道路のセンターラインが一風変わっていて面白かったなー。

[link:74] 2002年06月18日(火) 05:04


2002年06月21日(金)録音終わって

 数日たった。

 翌日18日は午後起きて、TVで日本×トルコ戦を観戦。「戦」がダブってしまったがこれは良いのか。にわかウォッチャーのくせに、負けて自分でもがっかりするくらいがっかりして何もやる気がしなくなってフテ寝した(笑。いや笑い事ではない。録音前に負けてたら大変なことになっていたのではないか)。

 19日は昼から17日録音の音源ミックスダウン。夕べフテ寝してる分、午前中にちょっとだけ睡眠をとってから出かける。
 じつは持ち帰ったテープ(MDだが)を聴いてちょっと音が足りない部分があること発見。しかも気付いたのが夜中。もちろん足りないくらいが良い場合も多々ありますが、それは結果としての場合。やり残し感のあるまま仕事を続けるのは経験上身体に悪い。回りにとってはメイワクな話だが、昼前に追加録音の手配をして(ミキシングの途中に1時間ほど録音作業を割り込ませてもらう。手配は通常はもっと早くしておくべきだ)現場に。
 夕方、近藤君に来てもらって4曲ほどにをギター、バンジョー、三線、BS-2を、そのついでに自分で3曲ほどにリコーダーをダビングさせてもらうことにして、それ以外の曲のミックスを始めてもらうことにした。基本的にスタジオにはエンジニアとアシスタントと僕だけ。時々雑談もするけれど、作業は殆ど淡々と進む。
 ダビングは簡単に終わったけれど16曲分のミックスはそこそこ大変で、明け方4時までかかってしまった。イトケンがライブの後、立ち寄ってくれた。自分以外に録音作業にかかわってくれた人がいると、それだけで気が楽になる。うまくまとまった曲が殆どだと思うが、現時点ですでに「こうすればもっと良かった」と思う曲もある。それは100%自分の責任で、曲数が多くなるとやっぱり途中でどうしても気のゆるむ場面があったり、エンジニア氏に対して「こんなに何度もバランスを変えてもらって申し訳ない」とかいろんな気持ちが入ったりもする。で、これくらいでオッケーだろう。なんて自分に言い聞かせたりしちゃうことがあって、それはその時点では言い聞かせてることすら意識の上にのぼってきていないものだから始末が悪い。頼めばエンジニア氏(そろそろ実名だ。小林さんといってとても優れた方です)は快く何度でもトライしてくれることはわかっている。こんなに何度もやり直してキメられない自分がいやなのだ。そこがダメなのだ。共同作業でのそこらへんの呼吸がオレはまだまだなってない。
 
 20日。午前中2時間くらい寝て、14時からの打ち合わせAに。11月頭に本番がある人形劇の音楽を担当するのだが、面白いのができそうなのでそれはまた追って情報を出します。
 その後20時からの打ち合わせBまで時間にだいぶ余裕があったが、とりあえず現地の近くまでコマを進めようと、杉並から築地まで車で移動するも、代々木あたりで降り出した雨音とリンクしたか急に眠くなったので車を止めて仮眠してみる。何度か目がさめるがどうしても起きられず、何度目プラス1度目かに時計をみると打ち合わせまであと20分。1時間半以上寝ていたようだ。体温が下がっていてこれから仕事なんて絶対あり得ないイヤ〜気分。別な日にしてもらっておけば良かったと後悔しながら遅刻前提で代々木を出発。運良く道がすいていて間に合うと思ったがスピードが出ていてうっかり通り越してしまい、左折をくりかえして戻ろうとして道を間違えて15分遅刻。
 中身は、ピタゴラスイッチの追加録音について。この仕事は内容がほんとうに面白く、打ち合わせではただナルホドナルホド…と感心しているばかり。佐藤雅彦さんは自分のアイデアを「面白いでしょう」と言いながら、本当に面白そうに話し、それが本当に面白いのだ。…と、このように、目がさめてしまえばこっちのモンだ。水曜の夜10時45分までにデモを2曲。打ち合わせしながら、佐藤さんが自ら買ってきたという護国寺の郡林堂というところの大福をいただく。オレは今まで大福を誤解していた。すまん大福。

 21日は、そんなもろもろの影響で、リコーダーのリハビリを少しした以外、ほとんど何も出来ない一日となりました。

 と21日の夜中に書いてそのままUPせずに寝てしまい不覚。につき21日付けで出しておきます。録音の中身の感想をそろそろ書かないと忘れちゃうな。と自分に。

[link:75] 2002年06月24日(月) 05:05


2002年06月27日(木)録音終わって(2)

10日ほど経ってしまった。早い。ところでここのところ気温も低くっておまけに毎日雨で、太陽光線を浴びていないものだから体内時計のリセットおよび交感神経と副交感神経の入れ替えがうまくいっておらんようで僕は今一つですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。さて速度が速度ではありますが、続きに戻ります。

 ミックス終えてからは一週間強。しかしアレだ、ここに載せた仕事準備過程のテキスト、ひどいですね。すまんです。
 まず、気合いを入れて取りかかっていると言っても、言ってみればこれはひとつの請け負い仕事だわな。そういうの細かくのせるかな。ってことがある。ただ、幸か不幸か(たぶん前者だが)自分の場合は、請け負う内容と作りたい音楽がとても近い所にあるので、仕事とは言っても仕事とは言えないようなところがあって、なので例えば今回のようにサントラとしてCDになったものでも、自分としては仕事の結果というより、作品が一つ増えた、ということになるわけで(CMの仕事を始めたころ、その方面で有名なコピーライターに『仕事集と作品集は違うぞ』と言われたことがある。なもので、このことは時々考えるんだが)、だから皆さんが聴いてくれる場合、発注のせいでやりたくないことをやっている、とか、時間がなくてひよった(笑)、とかそういうことは全然まったく100%一切ないので、例えば栗コーダーで出しているアルバムなんかと同列のものとして楽しんで欲しいと思っているのです。

 脱線したか。仕事準備過程のテキストのひどさでした。だいたい読んでも、どれくらい間に合わなさそうか、しかわかんないね、これ(笑)。そもそも曲を作る過程なんて、よっぽど工夫しないと書きあわらせないものだとあとで気がついた。しまった。それにこれ読んで一番面白いのはたぶんオレ自身だな。当日の朝4時の時点で5曲分しか譜面が書けてないってこりゃすごいピンチでしたねー(笑)と、何とも言えない感慨にひたれしまったり。あ、失礼。ここって自分が面白いことが基本だけど、できれば読んでくれる人にとっても面白ければいいな、と思って書いている訳ではありますけれどもね。
 そんなんで今さらですが、心配してくれた方々、本当にごめんなさい&ありがとうございました。何とか無事に録り終えることができましたので。

 この先で仕事準備過程内容の補足をしようと思って続きをいろいろ書いてみたのだけど、どうも考えたことが多いようで自分の文章力では全然まとまらず(国語力欲しい…笑)、さて困った。あとでまとめなおすことにしてとりあえず27日分として、今回はここまでを出してしまえ。えいっ!


[link:76] 2002年06月30日(日) 10:16


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