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日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己


2002年11月15日(金)そんなことより

 おっと大事なことを書き忘れていたオレったら。お客さんあってライブが成り立つわけで(例外はあれど)、今回もまた、足を運んで下さった皆さんのおかげで程よい温度の空間で演奏できました。ほんとうにありがとうございました。そして次回もよろしくお願いします。おやすみなさい。

[link:93] 2002年11月16日(土) 06:01


2002年11月16日(土)運指練習は継続

 完全休業日。起きてからまた寝た。また起きて買い物に出た。どの機種にしようか長いこと迷っていたHDDレコーダーを、迷うのをやめて、買った。主目的はVHSのビデオテープを減らすことなので、それにしぼることにして東芝を。つまりDVとのデジタル接続に必要なiLink端子つきの機種を見切ったのです。新機種待ち、の手もあったのだけど、人生はそんなに長くないという考え方で、とりあえずコマを進めてみた。
 予想外だったことがひとつあって、候補にしていた東芝のRD-XS30がバグ発覚とかで返品中、今は店頭予約受け付けのみになると。ここでまた迷うがマクドナルドで30分考えてRD-X2にした。とりあえずコマを…、を優先で。

 いろいろいじってたらまたこんな時間になってしまったぞ。使い方がわりと難しいのだね。性能はなかなか良さそうだけど、インターフェイスが惜しいなあ。たくさんの機能を小さいリモコンだけでまかなおうとするのがいけないんじゃないかな。とかなんとか、ユーザーは勝手なことを言うものですねえ。

 U5さん、資料提供ありがとうございました。イトケン、同じのになっちゃった。困った時にはよろしく頼む。


[link:94] 2002年11月17日(日) 06:21


2002年11月23日(土)作曲中

 なんだけど、出来ない。途中まで進んで、そこから先がぱったりと。指輪ホテル用のものなのだが、本編の音楽ではなく、言ってみれば歌詞のついた客入れBGM。本編は、まだ出来ていないものもあるけど、こっちはスムーズでたぶん大丈夫なのさ。
 19日に歌詞をもらってるから4〜5日のあいだ考えてることになるか。あははは、どうした>オレ。ここ1〜2年でこんなに進まなかったことって、あるか? オーダーの難易度が高い、ってことはあるけど、難しいパズルを解きあかしてこその自分じゃないの。ってね。CMなんかもそうなんだけど、こういう時って作曲能力どうのこうのじゃなくって、よくわかんない変な能力、これって何だろうな、ある種の遊び心、とかちょっと変なことやってそれを無理矢理正当化するバランス感覚、とか、そんなものが必要だったりして、それが冴えん。のかなあ。バヤい。
 酒好きの人だったら、「今日はやめだ!飲みに行こう」かなんか言って、飲みにいっちゃうのかな。じゃ、自転車でそこらにごはんでも食べに出かけるか。げ、雨だ。おい!オレさまの許可もなしにいつから降ってるのか。

 ……というわけで、外出は中止になりました。しょぼぼ〜ん。そうか、そんな余裕ないってことなのね。お寒うございます。実際きのうきょう寒い。昨日の昼、吉祥寺駅の電光掲示板によると8℃。うそ。ほんとでーす。その時買ったユーミンの新譜聴いたんだけど、固いなあ。せっかくリーランド・スクラーとか入ってんのに、なんであんなに打ち込み使うんだよう。ブツブツ。思い出した。午後宅急便を出したら、1cmオーバーで80サイズになっちまった。ちくしょうグレてやる。

[link:95] 2002年11月23日(土) 21:23


2002年11月23日(土)まだ作曲中

 11時ごろだったか、これで行けるかも、やた!なんて思って、作業を進めてみたら、こりゃダメだ。ってことがさっきわかった。最高にダサい(笑)。ショボボボ〜。これから1=ふて寝。2=それ以外。さてっと…。

 あ、ここは気分転換に利用しているのです。
 外出なくてもお腹は空くから、パスタ茹でた。大蒜があって、あと何かないかなと探したら、ジャンクフードとしてわりと好きな、はごろもまぐろフレーク缶があった。タンパク質をこれで補う作戦にしたのだけど、これって火を通すとなんでこんな不味いのよ。甘味に寛容なオレですら、こんな甘くてどうなのよ。って。火を通すと素性がわかっちまうってのかい?

[link:96] 2002年11月24日(日) 02:50


2002年11月25日(月)その後のこと

 23日の深夜、つまり24日の明け方。あの後、2=それ以外を選んで作り直してたら、どういうわけか、できた。できるときは、どういうわけか、できる(できなかったら謝ってナシにしてもらおうと今回は本気で思ってた。なければないで何かに穴が空くというものではないから、泣いてもらおうと)。
 作業に、その段階から出かけるまでの時間の90%を使ったような。シャワーと身支度の時間を引いた残りが劇音楽の準備。

夜が空けた24日の昼過ぎ、稽古場で

 オレ「できたんだけどきいてもらえる?」
 オレ「わりと変わったものになっちゃって」
 オレ「でもね、3〜4回きくと慣れるから」
 しろ「気にいっているの?」
 オレ        「うん…」
 しろ「じゃあよかった」

羊屋白玉はこのようにおとこ気のある女子だ。

 発注だって大らかだから、自分の決めたテーマ。いただいた歌詞をカットせずに全部入れる。ちゃんと宣伝効果があって(結果として)、何回かきかされても興味が持続する、明るくて、ばかばかかしくて、ださくて、ださくなくて、できればちょっとほろっとして、何より自分が盛り上がれる。っていう要素はみたせたか。最後の要素だけはみたせてる。本編との関係性(関係ある、ない、含めた関係)、という部分だけは除外した。ここを気にしたら一歩も進めなくなってしまったから。

 25日、本番前の最後の稽古だというのに、稽古場におじゃまして役者さんの歌を入れる。ここしかなかった。近藤君に協力をたのんで、それぞれの自宅から機材を持ち寄って稽古場に仮設スタジオをつくる。
 パワーブック、オーディオインターフェイス、ステレオマイクプリ、モニター用小型ミキサー、ヘッドホンアンプ、ヘッドホン×6、コンデンサー&ダイナミックマイク、マイクスタンド×3、モニター用ラジカセ、譜面台など必要なものすべて。配線に無駄のない分、そこらのレコーディングスタジオには負けないクオリティーのものが録れてしまう。今回は関係ないが、映像とのシンクすら完全に取れるわけで、まったくすごい世の中になってるな。これらを二人だけで持ち寄れている(財団持ち機材含む。最近音の入り口を強化したのだ。音いいよー)ことに自分でちょっとびっくりだし、少しだけ、めげる。

 1時間でなんとか済ませる。という予定ではじめる。近藤君はMacintoshでのオーディオ作業(音声信号を録音したり再生したり保存したり)に慣れていて、しかもミュージシャンなエンジニアだから、テイクの判断をしながら非常にすばやく作業をしてくれる。(録った音の)プレイバックの時間的余裕はないし、オレ分のヘッドホンもなかったから、指示だけ出してみなさんに歌ってもらって「今のよかったっぽいけど、どう?」かなんか言うと「うん」とか「入り部分だけイマイチ」「ではそこだけプレイバック」とかいった感じのやりとりで、ノーストレス。簡易出張スタジオ、商売にするかな。オプションでプロデュースサービスあり。とか。しないね。
 指輪キャストのみなさんも非常に優秀で、譜面をちゃんと読んで、セッティングのあいだ自主練習してくれて、歌入れはひじょうにスムーズに進行し、ほぼ無駄なく終わる(ちなみに曲は簡単なようでいて簡単でない)。
 なのに予定の倍くらいの時間がかかってしまった(たぶん)。反省したいのだが、無駄な時間は使っていないから反省できないじゃん。つまりここでの間違いは、やり方にあるのでなく、さかのぼって、時間の設定とういか読みにあったのだな。たぶんセッティングに相当かかってたような。作業を始めてからは、スタジオでは時間が早く回るの法則(by オレ。相対性理論っていうんだっけ?つまらん)ってのもあったかもだ。

 あとはオケです。栗コーダーポップスオーケストラ向き。サウンドインAスタで全部生楽器で録りましょう。いいのが出来るよ。って、さっき寝る予定だったのに日記なんか書いてていいんですか>オレ。寝るか。1=今すぐ、2=後で

[link:97] 2002年11月26日(火) 04:13


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