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日曜カメラマンの修行時代 from 栗原正己:2007-08-09


2007年08月09日(木)♪ピーピーピーピッピピーピッピピー……

ご存知かと思いますが、9月4日づけで、あの鈴木楽器のアンデス25が復刻されます。

栗コーダーのウェブでも販売の手伝いをすることになって、受け付けを始めたのですが、申し込みが多くてこりゃ大変!改めてアンデス人気を思い知りました(日本語合ってます?)。現在、猛暑の中、栗スタッフが額に汗して対応しておりますが、生産の方が間に合っておらず確保がなかなかむずかしくなっておるようです。こちらでもやれる範囲でですが、精一杯、手を尽くしております。栗コーダー経由のアンデス愛好家のみなさん、非常に申し訳ありませんが、どうかゆるやかにお待ちいただけたらと思います。

あ、そうだ。アンデスの和音について少し。
この楽器は和音が出せますが、どんな和音もOKというわけではありません。といいますのは、アンデスは鍵盤が25個(25切れ、25枚とか、25杯……どれが正解?)=2オクターヴありますが、それぞれの鍵盤に対して適正な息の圧力が、微妙に違うからなんです。

大まかには、鍵盤どうしが近い方がコントロールし易いと思います。あくまで自分の所感ですが、複音の場合で言うと短三度、長三度は簡単に出せますが、完全五度をきれいに出すのはわりと難しい。合ってないとすぐバレるという、この和音の性格上のこともあるのでしょうね。完全音程はリコーダー2本でも難しいのです。完全八度=オクターヴは、鍵盤どうしがさらに離れるので理屈でいうとさらに難しい筈なのですが、耳がオクターヴを理解しようとするのか、フシギといけちゃう気がします。

三和音は、複音よりさらに複雑になり、音域や音の長さによりけりでしょう。長い音は短い音よりもコントロールがむずかしく、最低音部や最高音部は、真ん中の音域に比べてやはりむずかしいように思います。四和音の場合は、重ね方を工夫すればなんとか、って感じでしょう(オープンよりはクローズボイシングの方が吉)。

……と、「和音がキタナイ!」とかクレームを恐れ?(ウソ。何かあってもオレのところには送らないでネ)書いてみたものの、これはちょっと細かすぎるわ。じつはアンデスは、こういう、細かいことを気にする音楽には使わない、という作戦が良いのです。そしたらたいていのことはOKですよね。
ところで今回、鈴木楽器では(さんづけナシで行ってます)ほのぼの感をプッシュしていくようですが、他にもまだまだ、いろいろな可能性を秘めていると思うんですよ。

自分の立場から注釈を、と思ったのですが、ちょっと、アンデス使ってます自慢みたいになっちゃいましたね。許してちょ。

[link:157] 2007年08月09日(木) 03:35


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