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栗「ワールドカップ始まったねえ。普段あまりスポーツを見ないんだけど、ついつ
い見ちゃうね。」
川「いや、もう大変ですよ、当然全試合ビデオに録画しているしね。」
栗「川口君は前のワールドカップの時はフランスで観戦したんだよね。」
川「今回もチケットがあんなことになっていなければ、日本に来て観戦したかった
んですけどね。」
栗「え、日本に来て?」
川「僕は仕事のある時だけ日本に来ているのです。」
関「でもサッカーって、なんだかまどろっこしいよね。右行って、左行って、また
右行って、左行って、たまーに点が入る。」
川「えー、そこがいいんじゃないですか。バスケみたいにインフレな点の入り方だ
と、1点のありがたみがないしね。」
関「野球くらいがちょうどいいのかな。」
川「それは別ものでしょう。」
関「ケーキは別腹です。」
栗「日本とベルギーの試合みたけどさー、日本って世界的に見てどうなの。なんか
他の試合に比べて日本ベルギー戦はレベルが低い気がしたんだけど。」
関「何だかピリッとしませんでしたね。失敗してもニヤけているし。」
川「これこれ、めったなことを言うもんじゃありません。フーリガンに狙われます
よ。」
栗「それはそうと、近藤君はどうなの。」
近「いや、ワールドカップ見てて思ったんだけど‥‥。」
川「なになに。」
近「スポーツの方が音楽より儲かるかなと。」
栗「そりゃスポーツ選手でもいろいろだし、音楽家でもいろいろでしょう。」
近「でもさあ、スポーツ選手って音楽家で言えばプレイヤーだよね。プレイヤーで
年に何億も稼ぐ人ってあんまりいないんじゃないかな。」
関「音楽で稼いでいる人の場合、印税が収入に占める割合が多いからね。演奏収入
だけで何億も稼いでいる人は多くはないかもね。」
栗「でもさあ、近藤君、今からスポーツ選手になれる?」
関「む、動きのゆっくりしたスポーツなら、近藤君案外いけるかも。」
川「動きのゆっくりしたスポーツって?‥‥あ、太極拳とかかな。」
近「そこで発想を変えてですね、音楽におけるソングライターのポジションをスポ
ーツで狙うのです。」
栗「それって何だ?」
川「監督じゃたいしたことないし、チームのオーナーかなあ。でも元手がないとね。」
近「いやいや、新しいスポーツを考えるのです。それが人気競技になったら、すご
く儲かるでしょ。」
川「それはどうかなあ。新しいスポーツを考えて、それが一般に定着して、プロが
出てきて、ビジネスになる、人間の一生の間には間に合わないんじゃないかな。」
近「でも、今は情報化時代だし。」
栗「そうだ、インターネット時代だ。」
近「情報の伝わる速度は速いので、一度見たりやったりしたら一生忘れられないく
らい面白いスポーツだったら案外いけると思うのですよ。」
関「新しいスポーツってどんなのかな。」
近「やっぱり球技でしょう。」
川「そうだね、球技だよね、当然。」
栗「でも、今までに無い球技って思いつく?」
近「球技の場合、重要なパラメーターとして球の大きさがあります。」
栗「なるほど、そこから攻めるか。」
川「球の大きさによってスピード感も変わるしね。」
近「やっぱりアポロが月まで行く時代ですから、スピード感はあった方が良いでし
ょう。」
栗「ちょっと時代考証が違うような‥‥。」
川「一番小さなボールを使うのって卓球か。」
関「卓球の球の大きさでサッカーのコートの広さだったら恐ろしい球技ができます
ね。」
栗「でもさあ、あんまり球が小さいとテレビ映えしないんじゃないかな。」
川「いや、卓球はテレビで見ても面白いですよ。あの速さがね。」
栗「速ければいいってものじゃないでしょう。球が見えなくちゃ意味ないよ。」
川「あの速さは追うものじゃないんですよ、目で味わう快楽なんです。」
栗「でも実際卓球っていまいちマイナーだよね。スタープレーヤーもいないし。」
川「愛ちゃんがいるじゃないですか。」
栗「愛ちゃんはさあ、あれでいいのかなあ。人生賭けるには卓球の球じゃ軽すぎな
いか。」
川「俺はうらやましいけどなあ、あの生き方。サックスだけに人生賭けてみたい
よ。」
近「まあまあ。実は、ひとつアイデアがあります。」
栗「おっ、先に言ってくれよ。」
近「球の大きさは可変できるパラメーターとするのです。」
関「えっ、球の大きさは自由なの?」
近「野球で赤バットとか青バットがいたみたいに、『デカ球の関島』とか『豆粒の
川口』とかがいるわけです。」
栗「それってどんな球技になるんだろう。しかし、どうでもいいけど今日の近藤君
はたとえが古いね。」
川「どんなルールになるのかな。」
近「そこが問題なのです。って言うか、まだ考えてないけど。大きく分けて、ルー
ルを複雑にするのと単純にするのとありますけど。」
関「ふむ、ギャンブルで言えばカブにするか麻雀にするかだね。」
川「ルールは単純な方がいいよ。絶対。世界を目指すなら、自分の名前が書けない
人でも理解できるくらいのルールにしないと。」
関「む、ちょっと差別的な発言にも聞こえるが、世界を旅している川口君が言うと
説得力があるな。」
栗「いや、僕は麻雀派だね。今の時代に合った、ややこしいルールにしないと。奥
深さが大切だね。」
関「麻雀は点の数え方が謎ですよね。」
川「そうかなあ、単純でしかも奥が深いのがいいんじゃないかなあ。サッカーを見
てみなよ、単純だよー。」
栗「でもさあ、サッカーにもオフサイドってのがあるでしょう。あのルールだけち
ょっとややこしいけど、オフサイドが無かったらサッカーはきっとつまらない
と思うんだ。」
川「えー、オフサイドなんて別に無くてもサッカーの面白さに関係無いと思うけど。」
栗「いーや、断言するね、オフサイドこそがサッカーの肝だね。サッカーというス
ポーツの唯一の欠点は、オフサイド以外にややこしいルールを作らなかったこ
とだね。もう少しルールを複雑にしておけば、サッカーは世界中に広まったと
思うんだ。」
川「充分広まってますよ。」
近「実は僕も少し考えがあって‥‥。」
栗「お、それを先に言ってくれよ。」
近「それはですね、ロールプレイングゲームのシステムを一部取り入れてはどうか
と。」
栗「ということは、経験値の概念を導入するということ?」
近「そうです。」
川「それは新しいかもしれないね。」
関「あ、球の大きさを可変にするのとぴったり合うね。」
川「え、プレーヤーじゃなくて、ボールがレベルアップするの?」
栗「おお、ボールが成長する球技か。」
近「最初はパチンコ玉くらいのボールを指ではじいていたのが、やがてボールの成
長と共に手で投げ、足で蹴り、最終的には全身で押す。球技の醍醐味が集約さ
れていますね。」
栗「なんだか、すごくいけそうな気がしてきたよ。」
川「ボールの大きさが変わるってのは単純明解でいいよね。」
栗「今までの球技に無い複雑さだと思うよ。」
近「あと考えなくちゃいけないのは、プロチームの作り方なんですけど。」
栗「なんだか今日の近藤君、冴えてるね。」
近「いやいや。だいたいのスポーツにおいて、一般的なファンが応援するチームは
どこですか。」
川「それはやっぱり地元のチームかな。」
栗「普通そうだよね。」
近「そこです。僕は考えたんだけど、それはあまり経済効率が良くないのです。県
とか国とかを離れてひいきのチームを決められるしくみを作らなければなりま
せん。経済効率重視で。しかも、誰もがのめりこめるという。」
関「反ナショナリズムという意味で賛成ですね。」
川「うーん、しかしそれは難しいね。少なくとも宗教と民族はやめといた方が良い
よね。」
関「イニシャルで世界の人間を26×26=676通りに分類するのは?」
近「それはあまり熱中できないよね。」
川「あんまり決めとかない方がいいのかな。」
関「そこも可変にする?」
川「うん、例えば今だったらやっぱりインドとパキスタンの試合がみたいよね。」
近「おお、それで国際紛争が解決すれば。」
関「でも、サッカーが原因で戦争が起きたこともあるしなあ。」
近「この問題は次までの課題にしておきましょうか。」
栗「ところでさあ、そろそろいい時間なんだけど。」
川「ああ、そうか、リハを始めないとね。」
近「なんかセッティングが終わると安心して休憩しちゃいますな。」
関「やっぱり少しは音を出してから休憩した方がいいよね。」
栗「じゃ、この話の続きは次の休憩の時に。」
近「ルールはもう少し詰めるとして、サッカーで言えばイエローカードにあたるよ
うな気のきいた小道具や魅力的なコスチュームも考えないと。」
栗「チームの人数も重要だよね。」
川「何か一獲千金が狙えそうになってきたなあ。」
近「ただ、ちょっと気になることが。」
栗「何?」
近「スポーツのルールって著作権あるのかな。」
関「無いよ、たぶん。」