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[link:49] 2002年07月02日(火) 23:50
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top profile discography schedule blog twitter facebook order other contact us Copyright(C)1997- The Kuricorder Quartet All rights reserved.
lleを目指して、激しい雨の中、ドイツのアウトバーンを
走っています。
ベルリンに着いて、まず宿にチェックイン。ベルリンには
2泊するのですが、1日目はこちらで押えた安宿、2日目は
ライブ会場のCafeZAPATAが取ってくれた宿です。
1日目の宿も安宿とはいえ、天井が高く良い部屋です。ただ、
電話が無いのが残念。宿で落ち着いた後、2年前のツアーで
お世話になったベルリン在住の松並えりかさん宅に皆で遊び
に行きました。さっそく順番に電話を借りてネットに接続。
ドイツ内に僕のつなぐことの出来るコンピュサーブのアクセ
スポイントが無くなったのでアムステルダムのアクセスポイ
ントにつないだところ、メールの受信に30分かかってしま
いました。数日ぶりの接続で大量のメールが溜まっていた上
に、容量の大きなウイルスメールとHTMLメールが数通来
ていたのが原因でしょう。皆さん、よほどのことが無い限り、
メールはテキストメールにしましょうね。あと、ウイルスは
作らないこと。
次の日の朝、大熊と二人でSFBという放送局のMULT
I Kultiというラジオ番組に出演しました。 この番組
は2年前にも出演して、確かその時は生本番に遅刻するとい
う大物ぶりを発揮してしまったのですが、また出してもらえ
るとはありがたい限り。CDから3曲かけてもらって、生演
奏で大熊とデュオを2曲。今夜のライブのプロモーションと
しては、なかなか良かったでしょう。ただ、スタジオが狭い
ので2人でやりましたが、普段バンド編成でやっている曲を
クラリネットとテューバのデュオでやると、やはりちょっと
寂しいです。
ラジオ出演の後、1日目のホテルをチェックアウトして2
日目のホテルへ。何と「壁」の目の前です。もうすっかり無
くなったのかと思っていたのですが、残してある場所もあっ
たのですね。「壁」はきっと10mくらいの高さがあって、
絶対越えられない威圧感のあるものだと想像していましたが、
目の前にある壁は3mくらいの高さで、ところどころ接ぎめ
が崩れて隙間が開いていて、何だか貧相なものでした。ほん
の十数年前まで、この壁を越えようとして命を落とした人が
多数いるとは信じられません。
この日のライブ会場のCafe ZAPATAは、廃墟だ
ったビルの中にあります。このビルは廃墟をアーティスト達
が占拠してカフェやバー、ギャラリーなどを作ったところで、
一種観光名所のようになっています。ただ、2年前に遊びに
来た時よりきれいになっていて、少し廃墟らしさが薄れたよ
うな気がします。とはいえ、やはり雰囲気が良い場所です。
最もベルリンらしい場所のひとつでしょう。本番は夜10時
から。平日にもかかわらず、客席はきれいに埋まっていまし
た。バーカウンターの上に何やら火を吹くオブジェがあって、
1曲終わるたびに火を吹いていたのが印象的です。我らが坂
本弘道も、負けじとばかりにいつもより多めに火花を飛ばし
ていました。
今朝は11時チェックアウトのところ、11時5分に目が
覚めました。昨日が遅かったからなあ。ホテルに戻ったのが
3時すぎ。ベルリンの夜は遅いようです。その時間でも市電
が動いていたのにはびっくりしました。ホテルに帰ってから、
ふと思いついて2年前に使っていたベルリンのコンピュサー
ブのアクセスポイントにつないでみたら、何とまだ生きてい
ました。コンピュサーブのウェブにはもう載っていないのに。
そうか、昨日30分も国際電話をかける必要は無かったんだ。
車はHalleに近づいてきました。今日は200kmの
楽な移動です。先ほどまで降っていた雨は止んで、太陽が顔
を出しています。そろそろ川口君に会えそうな予感もしてき
ました。
それでは、またお会いしましょう。
※文中の敬称は省略してあります。
※僕の能力では、ヨーロッパから掲示板に書き込めないので、
近藤君の力を借りています。