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コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎:2003-03-20


2003年03月20日(木)旅5日目 大阪

 大工さんのツアー最終日は、大阪バナナホールにて。ツアー3日目ともなるとだいぶ慣れてきたのだが、それでも大工さんが「今日は通し稽古をしましょうね。」と提案、全曲を通してリハーサルをする。本番は全体としては良かったが、僕個人としては昨日くらいからトランペットの調子が下降気味。だいたいライブでトランペットを吹く比率がこんなに多いことは今までに無かった。僕のトランペットは瞬間芸なので、レコーディングでしかまともには吹けない。1曲吹くと唇が疲れてしまう。「蓬莱行」のレコーディングでトランペットを多用し過ぎた。

 沖縄の民謡は拍子の概念がゆるい。言葉の都合で拍が伸びたり縮んだりすることがよくある。例えば、三線と島太鼓の伴奏で歌っている島唄の大御所のレコードで、島太鼓は規則正しく2拍子のパターンで叩いているのに、歌は途中で奇数拍子が入るので、歌の1番と2番でパターンが裏返っているのを聞いたことがある。たぶん、それでも気にならないのだろう。大工さんは沖縄の民謡歌手の中で一番レコーディングやセッションの経験が豊富だと思うのだが、それでも本番で急に拍が伸び縮みすることある。そこでバンドが自然についていけたらいいと思うのだが、今回は大人数ということもあって、グラデーションを描いて大工さんについていく格好になった。僕などは五線譜の中でしか物事を考えられないので、五線譜と無縁の世界で音楽をやっている大工さんなどを見るとうらやましくなる。

[link:123] 2003年03月22日(土) 13:39


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