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コマンドラインからこんにちは from 関島岳郎


2003年11月11日(火)ちょっと困ってみる

 調子の悪いマイクプリをだましだまし使っていたが、ついにADコンバーター部がまったく言うことを聞かなくなった。まだ保証期間内なのが幸いではあるが、今までに録ったパートの差し換えができなくなってしまった。手持ちの別のマイクプリを使ったら、たぶん音質がずいぶん変わるだろう。まあそれはそれで、到達点が見えにくい一人多重録音に「ここまで」という線引きをしてもらったということだろう。

[link:350] 2003年12月22日(月) 12:23


2003年11月12日(水)多田中尾関島

 荻窪のひなぎくにて多田葉子、中尾勘二とのトリオのライブ。ひなぎくはアパートの2階を改造した喫茶店で、妙に落ち着く店だ。先日新宿でやった時は全編インプロヴィゼイションだったが、今日は曲を多めにやった。

[link:351] 2003年12月22日(月) 12:23


2003年11月13日(木)打ち合わせと録音を兼ねた鍋

 坪川君の家で打ち合わせ兼録音。最後に発注のあった曲でブッシュネットを使おうと思ったのだが、録音してみるとどうも味が出過ぎている。そこで坪川君にクラリネットを吹いてもらおうと、簡易録音セットを打ち合わせに持っていった。しかし、どうもクラリネットで吹くにはいやな運指があるらしく、木管の専門家にやってもらおうということで、こまっちゃの多田さんに楽器を持ってきてもらって録音した。録音の後は3人でかき鍋を囲む。鍋を食べる時期になると、今年も残り少ないなと思う。

[link:352] 2003年12月22日(月) 12:24


2003年11月15日(土)渋さ知らズのライブ

 久しぶりに渋さ知らズのライブに出た。今日は吉祥寺の曼陀羅でやったのだが、僕が曼陀羅に出演したのは初めてだ。今まで店内に入ったことすら無い。僕が吉祥寺でやるようになった頃はちょうどMANDA-LA2ができた直後で、それ以降MANDA-LA2は少なくとも100回以上出ていると思うのだが、曼陀羅には不思議と縁が無かった。初めて入った曼陀羅はMANDA-LA2より狭くて、どうやって渋さ知らズがステージに載るのかと思ったが、意外と何とかなるものだ。今日のメンバーは24人、お客さんは80人くらいか。僕は狭いところに人が大勢いるのは苦手だが、渋さ知らズのライブは楽しい。距離が近いせいか、いつもより各メンバーのソロをちゃんと聴けた気がした

 家に帰ってから、明日ファイルで渡す「美式天然」サントラのミックスの最終確認をしようとしたら、ライブの余韻で耳鳴りがひどい。しまった。

[link:353] 2003年12月22日(月) 12:25


2003年11月16日(日)第6回フェスタインビニール

 天気予報では雨だったが、目が覚めると快晴だった。ちなみに作業部屋で机につっぷした姿勢で目が覚めた。12時から始まるフェスタインビニールに間に合うように土支田の白石農園へ。今年のフェスタインビニールの出演者は、ブーツボーイズ、こまっちゃクレズマ、美尾ストリングス、くものすカルテットという顔ぶれ。今年はこまっちゃクレズマが早めの出番だったため、本番後にビールやワインを飲みながら他の出演者を聴く余裕があった。出店の食べ物もあいかわらずおいしい。しかし、16時過ぎにコンサートが終わった後は、スリルのリハーサルに直行。昼間飲んでいたのがばれなくて良かった。

[link:354] 2003年12月22日(月) 12:25


2003年11月17日(月)ストラーダのリハ

 ひさしぶりにストラーダのリハーサルをやった。最近いろいろなバンドで老人力が増しているが、ストラーダもなかなかのものだった。

[link:355] 2003年12月22日(月) 12:26


2003年11月18日(火)OKIDOKIのフェスタインビニール後夜祭

 大泉学園inFにて、OKIDOKIのライブ。フェスタインビニール後夜祭ということで、くものすカルテットのメンバーやバイオリンの美尾さん、それに梅津さんも飛び入りしての楽しいライブだった。客席がちょっと寂しかったのが残念だが、ライブの後に遅くまで続いた打ち上げは楽しかった。つい飲み過ぎてしまった。

[link:356] 2003年12月22日(月) 12:26


2003年11月19日(水)ストラーダのリハ

 ストラーダのリハ2回目。PAの坂井君も来てくれた。坂井君に会ったのは3年ぶりだ。曲順を決めて通してみる。リハの後、スタジオ近くの居酒屋で飲んだ。昼間は二日酔い気味だったのだが、夜になるとまたおいしく飲めてしまう。

[link:357] 2003年12月22日(月) 12:27


2003年11月20日(木)理想の歯磨き

 午前中に歯医者へ。先日定期検診に行ってから3回ほど通って、小さな虫歯の治療と歯の清掃をしてもらった。今日はふっ素を塗ってもらう。歯磨きの指導をしてもらった時に、この歯医者で使っているハブラシが実に良かった。歯の裏側の磨きにくい場所にもぴたりと当たる。受付で販売していたので、購入した。電動ハブラシで磨いたあとに歯の裏側などをそのハブラシで手動磨き、その後にデンタルフロスを使うというのが今後の歯磨きのフルコースになる。とは言え、飲んで帰ると歯を磨くのが面倒くさくなることが多いのだが。ツアーに出るとひどいものだ。

 午後は打ち合わせ1件の後、魚鱗館のリハーサル。魚鱗館は女性2人の人形パフォーマンスグループだが、今週末に静岡県で開催される人形劇フェスティバルに中尾、桜井、僕の3人で生演奏をつける。セリフの無い演目なので音楽のタイミングは重要そうだが、時間が足りなくて通しリハができなかった。

[link:358] 2003年12月22日(月) 12:27


2003年11月21日(金)スリルのライブ

 下北沢251にてスリルのライブ。251の開店十周年イベントで3バンド出たのだが、スリルはリハーサルが最初で本番が最後だった。リハーサルと本番の間が随分開いてしまったため、ついつい居酒屋で飲みまくってしまった。いや、楽しいライブでした。

[link:359] 2003年12月22日(月) 12:28


2003年11月22日(土)いなさ人形劇まつり1日目

 静岡県引佐(いなさ)町の人形劇まつりにて、魚鱗館の公演。他のメンバーは昨日前乗りしていたのだが、僕はライブがあったため朝の新幹線で行く。本番が午前中で、朝6時頃には家を出なければならなかったため、寝ないで家を出て新幹線の車内で仮眠する予定だった。しかし、油断して指定券を買っていなかったら、乗車予定の列車は指定券は売りきれ、自由席は通路まで満員だった。浜松まで立って行くことになってしまった。

 引佐町は、浜松から北にバスで40分ほど走ったところ。ちょうど平野から山地になるあたりにある。なぜそこで人形劇なのか聞くのを忘れたが、15年も続いているフェスティバルで、全国の人形劇団の1/3が集まるそうだ。今日の魚鱗館の出番は朝11時から野外ステージにて。天気は良かったのだが風が異常に強くて、かなりやりにくかった。今回の魚鱗館の人形はゴミ袋をつなぎあわせた巨大な袋が次々に形を変えていくもので、風にはとても弱い。途中何度も人形が飛ばされたりして、ばたばたのうちに終了。

 本番後に他のメンバーは温泉へ。僕は宿で昼寝をした。皆が温泉から戻って、鰻屋で夕食。さすがに産地だけあってうまい。肝焼きは今まで食べた中で一番おいしかった。

 宿に戻って、夜9時半頃には寝てしまった。

[link:360] 2003年12月22日(月) 12:28


2003年11月23日(日)いなさ人形劇まつり2日目

 朝8時半頃起きた。昼寝した分と合わせると、昨日は14時間くらい寝たことになる。ちょっと寝過ぎたか。目を覚ます夢を何度も見てしまった。

 今日の本番は11時45分から。今日は風も無く、良い状態でできた。今回の演目は優秀人形劇顕賞制度というのにノミネートされているのだが、その審査は昨日のステージだった。今日のステージだったら良かったのだが。

 フェスティバルは3日間続くが、魚鱗館の公演は本日で終了。本番が終わったら、さっさと東京に戻った。他の劇団の公演も少し見てみたかったなあ。

[link:361] 2003年12月22日(月) 12:29


2003年11月24日(月)ストラーダ3年振りのライブ

 吉祥寺MANDA-LA2にて、ストラーダ3年振りのライブ。イベント等にはたまに出ていたが、ホームグラウンドのMANDA-LA2で普通にライブをやるのは3年振りだ。

 今日初売りするストラーダのライブアルバム「スイッチバック」、「タブレット」のサンプル盤が、昨日家に帰ったら届いていた。さっそく封を開けようとして、帯で紹介している「ヨカシキ」のジャケが「山道」の写真になっているのに気がつく。嫌な予感がして、ブックレットをチェックすると、スペシャルサンクスにMANDA-LA2が入っていない。さらに、「タブレット」の盤面に「スイッチバック」、「スイッチバック」の盤面に「タブレット」と印刷されていることに気がついた。どの時点でこうなっていたのか確かめるため、校正のために送られてきていたメールをみると‥‥、既に盤面のタイトルが入れ替わっている。とほほ、誰も気がつかなかったのか‥‥。

 ストラーダのライブは、130人以上お客さんが来てくれた。これは過去最多だ。DMもチラシも作らなかったのにありがたいことだ。当日の演奏には老人力は発揮されなかった。まだまだ大丈夫。

[link:362] 2003年12月22日(月) 12:29


2003年11月25日(火)ああ、テクノロジー

 上野洋子さん仕切りのスタジオ仕事に行った。2曲録音したが、1曲はトロンボーン、もう1曲はトランペット2声とトロンボーンの3声の重ね。要するにテューバを吹かなかった。かなりきっちりしたアレンジで、味より確実性が求められている。僕が吹くのが正しいかどうかやや疑問ではあったが、上野さんのディレクションがてきぱきしていたので、僕の技術の範囲内ではうまく吹けた方だろう。

[link:363] 2003年12月22日(月) 12:30


2003年11月27日(木)代々木ステップウェイ

 代々木ステップウェイにてスリルのリハ。このスタジオはずいぶん昔からあるが、ほとんど変わらない。空気はよどんでいて、床は波うっていて、機材はぼろぼろ。でも、何だか憎めない。というより落ち着く。生来のアングラ指向か。スリルが余裕でリハをできる広さが、ありがたくはある。

[link:364] 2003年12月22日(月) 12:30


2003年11月28日(金)円盤でのソロライブ

 高円寺の円盤にてストラーダのメンバーによるソロライブ。ドラムが使えない店なので、久下さんは休み。久下さん以外の3人が40分くらいのソロを順番にやった。何をやろうか迷ったが、僕は33分間くらいのアルトリコーダーの即興演奏をやった。それだけだと寂しいので、本日参加できなかった久下さんのソロアルバム「KUGE」をかけて、久下さんとの仮想デュオにしてみた。桜井さんはエレキギターのソロ。オリジナルの他、ピアソラやジョニーミッチェル、チャーリーパットンなどを心にしみる演奏で。中尾君はリズムマシンやカシオトーンを駆使してクラリネット、サックスのソロ。最後はボイスも飛び出して大受けだった。

[link:365] 2003年12月22日(月) 12:31


2003年11月29日(土)終わったか?

 高田馬場のスタジオにて映画「美式天然」の音の最終チェック。予定が押しに押して、結局フィルムに音を固定するダビングには立ち会えないので、僕の作業はこれで最後になる。ミックスした音をちゃんとしたスタジオのスピーカーで初めて聴いたが、ひどいことにはなっていなくて安心する。最後に大きなスクリーンで通して映画を見たが、あらためていい映画だと思った。

[link:366] 2003年12月22日(月) 12:32


2003年12月01日(月)中川五郎さんの録音

 来年オフノートから発売になる中川五郎さんのアルバムの録音。中川五郎さんにとっては27年振りのアルバムとなる。アルバムを作る話が出てリハーサルをしたのがは5年前、リズム録りを始めたのが2年前、最近ダビングを始めてようやく完成に近づいてきた。場所は高円寺のリハーサルスタジオ、エンジニアは石崎さんというオフノートいつものフォーマットだが、今回の仕切り役は今井君がやっている。今日は中尾君とホーン関係のダビング。いいアルバムになりそうだ。

 録音の後はいつもの高円寺の居酒屋で飲む。録音が早く終わったので、飲む時間が長くなってしまい、泥酔。

[link:367] 2003年12月26日(金) 13:09


2003年12月02日(火)目が覚めたら

 朝、目が覚めたら風呂場の浴槽の中だった。昨日風呂に入って、そのまま寝てしまったらしい。少し湯冷めしていた。

 午後からスリルのリハ。どうも体がふやけているようだった。

[link:368] 2003年12月26日(金) 13:10


2003年12月03日(水)瞬間芸

 僕のトランペットは瞬間芸で、数分吹くと音が出なくなってくる。今日は中川五郎さんの録音で10分強の曲の最初から最後まで吹き続けて、あやうく倒れそうになった。だんだん音が出なくなる様を記録することができたようだ。

[link:369] 2003年12月26日(金) 13:11


2003年12月04日(木)中川五郎さんの録音

 高円寺にて中川五郎さんの録音。今日はトロンボーンとアルトホルンのダビング。10分強の曲の最初から最後まで吹き続けて、あやうく倒れそうになった。

[link:370] 2003年12月26日(金) 13:12


2003年12月05日(金)韮山時代劇場

 韮山時代劇場にて、こまっちゃクレズマのコンサート。韮山町は中伊豆にある歴史のある町だ。時代劇場は500人規模のホールだが、前の方に桟敷席があって、なかなか雰囲気が良い。泊まりは、何度かライブをやったことのある湯ヶ島温泉のグリーンリバー。明日は7時には出発しなければならないのだが、ついつい夜中の3時頃まで飲んでしまった。

[link:371] 2003年12月26日(金) 13:13


2003年12月06日(土)歌姫月間

 三重県川越町のあいあいホールにてこまっちゃクレズマ+おおたか静流のライブ。マリアボーイズ&ガールズという障害者のバンドのコンサートへのゲスト出演で、何曲か共演もした。マリアボーイズ&ガールズは、なんだかみんなのびのびやっていて、楽しそうだった。ドラマーがめちゃくちゃファンキーな人で、どの曲でもエンディングを延々引っ張っていたのには新井田さんもびっくり。

 おおたかさんとやったのは久しぶりだ。「アメイジンググレース」や「花」などシリアスな曲はやはり素晴らしい。なのに笑いをとるような場面ではしっかり馬鹿をやってくれるのがさらにすごいと思った。最後に歌った「すっぽんぽん」では、最初は笑っていたお客さんも、だんだん「これはやばいのではないかな」という表情になっていた。

 今月は珍しく女性歌手との共演が多い。おおたかさんとはもう1回あって、酒井俊さんの四丁目ばんどのライブも2回、そして小暮はなさん、加藤千晶さん、大晦日にさねよしいさ子さん。別に歌手に女性も男性も関係ないのかもしれないが、僕にとっては女性歌手は女性歌手だ。普通じゃない人達である。

[link:372] 2003年12月26日(金) 13:14


2003年12月07日(日)鈴木翁二さんのライブ

 高円寺の円盤にてOZディスクとオフノートレーベルの対決ライブ初日。本日のオフノートの出演者は鈴木翁二+イマイノブアキ+中尾勘二+関島岳郎。OZディスク側の出演者は宮崎貴士+いちかたいとしまさ。宮崎さんはフォルティタワーのメンバーでもあるので、先日の京都造形大学の学園祭でお会いしている。いちかたいさんは、失礼なことに僕は忘れていたのだが、ずっと以前にMANDA-LA2でお会いしていた。最近だめだ、人の顔も名前もすぐ忘れて。あと、曲名もよく忘れる。

 翁二さんのライブ音源を資料としてあらかじめもらっていたのだが、ダビング時の機材不調かノイズに埋もれてよく聴きとれなかった。しかたないので、久しぶりに翁二さんの漫画を読んでみようと、ライブ当日に本屋へ行って「こくう物語」を買った。家を出るまで読んでいたが、素晴らしい作品だ。

 鈴木翁二さんのライブは1時間半くらいやった。翁二さんの曲は、歌詞が素晴らしい。ただ、コードはシンプルなのだが微妙に伸び縮みする曲が多くて、本番中は翁二さんの左手を見ながらコードを追いかける場面が多々あった。やや不本意な内容だったので、翁二さんとは、ぜひまたやってみたい。次は今日のテープでちゃんと予習しておきます。

 ライブが終わってから物販コーナーを見ると、翁二さんの絵葉書や本に混じって版画を売っていた。その中に今日読んだ「こくう物語」の主人公の版画がある。うーん、欲しい。翁二さんに値段を聞いてみると、「いくらでもいいですよ。」とのこと。しかし、それでは困るのでさらに聞いても「いくらでもいい。」の一点張り。版画付きの豪華本を買っていかれたお客さんがいたので、そこから算出した金額を払って買わせていただいたが、後になって冷静に考えると、払った金額は安すぎたのではないかという気がしてきた。失礼なことをしてしまった。つくづく自分は世間知らずだ。

 「世の中のことがわかってきたと思っていたが、全然わかっていないということがわかった。」(大原裕)

 ライブ後は朝まで飲んでしまった。

[link:373] 2003年12月26日(金) 13:14


2003年12月08日(月)地上波デジタル放送のゆくえ

 渋谷O-WESTにてスリルのライブ。今日はゲストも演出もなく、新旧の曲を取り混ぜて演奏。ステージの管楽器の配置がビッグバンドスタイルからクラシックのアンサンブルのスタイルになったが、客席からはどう映っただろうか。

 楽屋でのひとこま。地上波デジタルに詳しい石川君と機械に弱いスマイリーさんの会話。
石川「そのデジタルとアナログの変換をエンコードって言うんですけどね。」
スマ「援交?そりゃまずいよ。」

[link:374] 2003年12月26日(金) 13:15


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